●(A51) 冬のあした ふゆのあした 〇しとねをはなれてあまどをくれば

 表題:冬のあした
 読み:ふゆのあした

 収録:(A)最新唱歌教科書 伴奏附 若狭萬次郎編 交響社 1928(S.3).4.13=初 ◎Copy=(K69)
    (B)最新唱歌教科書(伴奏附) 若狭萬次郎編 日本樂器製造大阪支社 1927(S.2).4.1=初 ◎[A3-15],Copy=(K86)

 記譜:単声(伴奏付き) ヘ長調 3/4

 インチピット:ソラ|ソファファソ|ファミソソ|

 曲:不詳
 詞:犬童球渓


[詞] ※(A)最新唱歌教科書より

1.しとねを離れて雨戸を繰(く)れば おく霜眞白に雪かと見せて
  心も清爽(きよ)しや冬の朝(あした)は
  汚(けが)れし小庭も藁屋の屋根も 見るから清けく化粧(よそほひ)なして

2.小庭におりたちあたりを行けば 氷の水船(みづぶね)鏡と見せて
  心も清爽(きよ)しや冬の朝(あした)は
  亘(わた)せる筧(かけひ)に破れし軒に 眞玉の簾(すだれ)をよそほひたれて

  ※末尾の歌詞、楽譜は「よそほひたれて」、歌詞表は「よそほひ懸けて」(B)も同じ


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